現役コンパニオンに聞いた「宴会コンパでモテる男とは?」

コンパニオン

無理強いはしないで優しく接することが最低条件

せっかく宴会コンパニオンを呼んで一緒にお酒を飲むなら、できれば女の子たちにモテたいのが男心というもの。読者の皆さんはコンパニオンの女性たちにモテていますか? かくいう不肖・西口がモテているかというと、まったくもってからっきしなのでありますが…(苦笑)。そこで今回はコンパニオンに好かれる客と嫌われる客の違いについて、現役コンパニオンの女性の話を織り交ぜながら考えてみたいと思います。この原稿を執筆している段階で気付きましたが、コンパニオンに好かれる(モテる)男性はすなわち素人女性にも同様に好かれる(モテる)男性でもあります。したがって、あらゆる男性たちの参考になると思いますので、最後までお付き合いください。ある現役コンパニオンはこう話します。

「お客さんにされて一番嫌なのは無理強いですね。私が在籍しているコンパニオンクラブは完全ノーマルコンパニオンなのですが、お客さんの中には酔っ払って胸に手を突っ込んできたり、お尻を触ったりする人たちが少なくありません。女の子の中には割と平気な子もいますが、私は絶対にNG! でもボディタッチされて露骨に嫌な顔もできないので、そんなときには自分がとても惨めに感じてしまって泣きそうになります」(長野市の現役コンパニオン)

この女性は「お酒を飲むよう強要してくるお客さんも嫌い」(同)とのことで、これなどは今風にいえばアルコールハラスメント(アルハラ)そのものといえます。お金を払って呼ぶコンパニオンであればセクハラやアルハラをしてもいいかというと、そんなことは絶対にありません。この女性が続けます。

「別に宴会コンパの席でガチガチの真面目人間でいてくださいと言っているわけではないのです。お願いしたいのは最低限のマナーを守って楽しんでいただきたいということ。適度に優しく接してもらえれば、それでOKなのです」(同)

宴会が始まった直後の男性の一言に女性が胸キュン!

一方、前出の現役コンパニオンは初対面のお客さんが口にした一言で胸がキュンとしたことがあるといいます。

「権堂の居酒屋で開かれた宴会で40代半ばくらいの男性がいきなり“今日は来てくれて本当にありがとう”と言ってくれたんです。そんなふうに言ってくれるお客さんは初めてだったので、私が“いえいえ、まったく逆ですよ。今日は呼んでくれてありがとうございます”と言ったんですね。そしたらその男性、いったい何って言ったと思います? 爽やかな笑顔で“お姉さんのような素敵な女性に出会えて感激しているんです。こちらこそありがとう。というよりも生まれてきてくれて本当にありがとうございます。僕はアナタのお父さんとお母さんにも感謝したいです”って言ってくれたんですよ」(長野市の現役コンパニオン)

その男性の言葉がどこまで本気なのかは分かりませんが、少なくともコミュニケーション能力が抜群にあることだけは間違いないでしょう。片や嫌がる女性の胸に手を入れてくるスケベ男がいる宴会で、こんな紳士的かつ甘い言葉を口にできる男性がいたなら、女性がどちらになびくかはいうまでもありませんよね。一方、宴会コンパニオンを呼ぶ男性の多くは間違いなく女性が大好きですから、下心のある向きは言われなくても女性に優しく接します。ところが女性たちは男性の下心に非常に敏感だということを忘れてはなりません。前出の現役コンパニオンが話します。

「男性に下心があるかないかを見極める能力は、いってみれば女性特有の防衛本能ですよね。この男性は体だけが目的なのか、それとも本当に信頼できる人なのかと。下心のある男性が狙っている女性に優しくするのは当たり前ですから、積極的にアプローチされている女性はその人が本当に信頼できる人なのかどうかを見極めようとします。私の経験上、本当に信頼できる人は私自身に優しいだけでなく、周囲のすべての人たちにも優しいですよね。たとえば居酒屋さんなら店員さんとか、温泉宿なら中居さんとかにまで。それまでコンパニオンに優しく話しかけていたのに、店員さんには物凄く横柄な口調でオーダーする男性がたまにいますが、こういう人はまったく信用できません」(同)

紳士的にさり気なく振る舞う余裕のある男性がモテる

さまざまな宴会コンパを渡り歩いている不肖・西口の経験上いえることですが、下心のある男性は宴もたけなわになってくると狙っている女性に猛チャージをかけます。しかし前出の現役コンパニオンに言わせれば、これはまったくの逆効果なのだとか。

「女性をなんとかモノにしようとガツガツ攻めてくるお客さんがいますが、こうした男性に心を許すコンパニオンは残念ながら皆無です。多くの女性はやはり気持ちに余裕のある男性を好みますよね。もしかしたら下心があるのかもしれないけど、それを表にまったく出さずに常に紳士的に振る舞うみたいな。打算的な女だと思われるかもしれませんが、金銭的にも余裕が欲しいですよね。結局、金銭的に余裕のない男性がその日のうちに女の子をどうにかしようと考えるわけでもありますから。別れ際にさり気なく“長野駅前に魚の美味しいお店があるから、次回はそこを予約してお姉さんを呼ぶからね”などと言ってもらえると、信頼感がぐっと増すのと同時に、この人にまた会いたいという気持ちになりますね」(長野市の現役コンパニオン)

またいうまでもないことですが、コンパニオンの女性にモテるためには清潔感があり、見た目に気を使うことも不可欠です。

「髪がボサボサだったり、無精ひげだったり、臭かったりというのは論外ですよね。顔立ちがとくに良くなくても清潔感があれば、多くの女性は好印象を抱くはずです」(同)

この女性はほかにも以下のような男性がモテるためのポイントを挙げてくれました。

・話題が豊富で話が面白い

・さり気なく女性を褒めてくれる

・自分だけを特別扱いしてくれる

・自分に好意を抱いているようだが、なかなかアプローチしてくれない

最後の〈自分に好意を抱いているようだが、なかなかアプローチしてくれない〉は男女の恋愛において鉄則のようなものです。昔から「男が追いかければ女は逃げる。男が逃げれば女は追いかける」という言葉があります。何百人もの女性と浮名を流したという俳優の梅沢富男氏もあるインタビューで「俺の恋愛のスタイルは、慌てないこと。相手の女性が俺のことを好きになってくれるのを待つ方が好きなんだ」と語っています。宴会コンパでも紳士的に振る舞ったほうが、後々良いことが待っているということなのかもしれませんね。

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